車中泊DIYその30「サブバッテリーからシガーソケットを増設してみた(材料購入)」(NV350キャラバン)
サブモニターに10インチタブレットを使用しているが、
「サブバッテリーを使って常に充電した状態にしたい」
とのことからサブバッテリーから12V電源を取り出し、USBでの給電ができるように考える
目次
サブバッテリーはソーラーパネルからの給電のみ独立している
タブレットの充電程度では、バッテリーがなくなることはない
取り出し方法①「ソーラーパネルのチャージコントローラーから」
ソーラーパネルのチャージコントローラーには、もともと12V用電源を取り出す部分が備わっている
チャージコントローラーそのものに、過放電保護回路が組み込まれているので、つけっぱなしの心配はない
付け方としては、チャージコントローラーの外部出力部分に、シガーソケットの配線を組み込むだけ
ただ、何回か使っていると壊れてしまったのか、給電されなくなった
原因ははっきりとわからないので、違う方法を考える
取り出し方法②「バッテリー直結」
(参考にしたHP)
次に、サブバッテリーに直接コードを配線し、シガーソケットを増設する
これには配線用の材料や道具が必要なので揃える
購入材料
【工具類】
圧着ペンチ(1445円)
配線を切断したり、被膜を剥いたり、配線用の端子をかしめたりするのに使う
ペンチの品質により、うまくかしめれないものもあるらしいので、できるだけ精度の良さそうなものを選んだ
結果、この電工ペンチでうまく端子をかしめることができた
0.75sq~のものだが、0.5sqの配線でも、被膜を剥いたり端子をかしめたりすることができた
テスター(1399円)
電流や電圧、抵抗などを図ることができる
また、作った配線の通電確認に使用する
中には、本体、電池、コード、説明書(日本語)が入っていた
made in china!!
ためしに、コンセントの電圧を測ってみた
つまみを交流の500(もしくは300)に合わせ、セット
102Vが正常に図れた
テスターでの測り方は下記を参考
【配線類】
シガーソケットケーブル(660円)
よく車でみるシガーソケット端子
このままバッテリーのプラスとマイナスにつなげるだけで使うことはできるが
配線を伸ばしたりヒューズをつけたりして使用する
配線は結構太めものもが入っていた
10Aぐらいは流せそう
端子セット(973円)
様々な配線用の端子が入っているセット
この中で、ギボシ端子の雄・雌と丸形端子(8Φ)を使用する
箱の裏に、端子のカシメ方も書いてあるので初心者にとって親切
配線コード0.5sq(1065円)
コードは、使う電流に応じて太さを決める
0.5sqの場合7Aの電流を流すことができる(実用はマージンをとって5Aまで)
ヒューズ(5A)(335円)
配線には必ずヒューズを配置する
ヒューズは一定以上の電流が流れると切れる安全装置
これがないと、配線に大きな電流が流れたときに配線の発火や使用機器の故障などの危険がある
今回、配線が7Aなので、5Aのヒューズを選んだ
ヒューズホルダー(540円)
ヒューズを入れるための配線
配線やヒューズの選び方
筆者は、12Vの配線を行うのは初めてである
調べた中で、配線やヒューズの選び方について初心者なりに記載する
使用電力から配線の太さやヒューズを決定
今回シガーソケットから使いたいものは
- USB給電(5V2.4A×2=24W)
- 12V扇風機(9W)
の合計33W・・・2.75Aぐらいしかない
配線には、太さによって流せる電流が決まっている
配線の太さはsq(スケア)で表される
2.75A以上が流せる0.5スケア(5A)のものを選んだ
上記の画像は、流せる電流のマージンをとった値であるので、例えば0.5sqのものは性能上7Aまで流せるのではあるが、実用上は5Aまでということ
また、これにあわせて、ヒューズも5Aのものを選ぶ
ヒューズの種類
車で使用されているヒューズは基本2種類あるようで
今回購入したガラス管タイプ
車のヒューズボックスにある平型タイプ
がある
どちらを使ってもいい
また、大きさにも種類があるため、使用するヒューズボックスに合わせて選択する必要がある
今回使用したのは、200mmのガラス管ヒューズのための同じサイズのヒューズホルダーを購入した
250V用のヒューズを12Vで使用して大丈夫??
ヒューズを購入するときに、気になったのが、V表記である
12V用のものったあるのだろうか?
結論としては12Vのヒューズとしては
「設定したA(アンペア)のものを使用すれば大丈夫」
ということ
ヒューズが切れるのは、電流の値によって作用される
250Vというのは、250Vまでのものなら使えるということ
250V以上のものであれば、ヒューズがとんだあとに、アークが飛んだりとしっかり電流を遮断できなくなるようだ
12Vで使えますといった商品も詳細をみれば125Vなどの表記も見られる
まとめ
次回、購入したグッズを使い配線していく
配線自体は簡単ですぐに終わる
どんな材料が必要かなどを考えるほうが時間がかかる
今回5Aの設定で配線を行ったが、シガーソケットについているケーブルが10Aぐらい流せそうなので、ヒューズを10A、コードを1.25sqのものを使用してもよかったかもしれない
(使用材料)全部で6500円ぐらい
圧着レンチやテスターを持っていると4000円弱でシガーソケットを2箇所はつくれる
(max 5A設定の配線、ヒューズ)